第1号(1951年3月)    
巻頭言 渡邊世祐 駿台史学発刊に当りて 1
論説 渡邊世祐 史学について 2-5
論説 米田稔 ダントンの没落 6-26
論説 森末義彰 伎楽史補遺 27-46
論説 宗京奨三 幕末開港への一過程 47-59
論説 神田信夫 三藩の乱と朝鮮 60-75
論説 渡辺操 日本農業集落における耕地の問題 76-120
論説 木村礎 幕末明治期における一富農の研究 121-140
報告 杉原荘介 対馬の考古学的調査 141-156
       
第2号(1952年3月)    
論説 渡邊世祐 信濃宮傳及び浪合記について 1-12
論説 後藤守一 古墳の発生 13-42
論説 三橋冨治男 イェニ・チェリ・オジャウに関する一考察 43-58
論説 中野尊正 日本の海岸低地形に関する若干の問題 59-72
       
第3号(1953年3月)    
論説 青山公亮 帆船時代に於ける日鮮関係の基本的性格 1-4
論説 大類伸 ロレンツェッティの壁画「良き政治」の文化史的意義につ
いて
5-17
論説 渡辺保 司法制度からみた鎌倉幕府の一面 18-27
論説 岡山俊雄 日本の地形構造―地形誌の出発点として― 28-38
論説 大塚初重 武藏・瀬戸岡における奈良時代墳墓 39-57
論説 岡本勇 相模・平坂貝塚 58-76
論説 鈴木尚 平坂人の骨骼 77-78
--- 芹沢長介 前縄文文化調査の近況 78
       
第4号(1954年3月)    
論説 米田稔 トインビーの歴史哲学―特に所謂「プロレタリア」につい
て―
1-25
論説 藤懸静也 史学文学の資料としての浮世絵と絵卷物 29-37
論説 臼井信義 足利義持の初政と斯波義将 38-45
論説 島田正郎 遼金の長城 46-64
論説 芹沢長介 関東及中部地方に於ける無土器文化の終末と縄文文化
の発生とに関する予察
65-106
論説 小笠原義勝 日本の都市地域―文化地域の指標として― 107-130
書評 島田正郎 田村実造・小林行雄著『慶陵』 131-138
書評 中込祐次 宮下孝吉著『ヨーロッパにおける都市の成立』 139-145
--- 小林基夫 経済地理研究会について 37
--- 杉原荘介 武井石器時代遺跡の予備調査 106
--- 杉原荘介 Stage of stone age culture in Japan (1-5)
       
第5号(1955年3月)    
論説 渡辺操 農業地域論の理念と方法論の発達 1-17
論説 神田信夫 三藩の富強の一側面―平南藩を中心として― 18-30
論説 福田榮次郎 和泉国大鳥荘と地頭田代氏について―畿内村落と領主
制の発展―
31-56
論説 杉原荘介
大塚初重
常総台地における関東ローム層中の石器文化―市川市
丸山遺跡について―
57-72
資料紹介 杉本敏夫 検地控除に関する二・三の問題―武州多摩郡榎戸新田
の一例―
73-83
資料紹介 中山淳子
松島透
後藤守一
群馬県北山古墳 84-86
--- 芹沢長介 千曲川上流地方の無土器文化遺跡群 72
--- 杉原荘介 壱岐の考古学的調査 86
       
第6号(1956年3月)    
論説 小室栄一 イギリス封建城郭雑考 1-21
論説 青山公亮 誉粛公崔奭の事蹟―鉄原崔氏のこと― 22-27
論説 松田孝 「工業地理学」の一考察 28-37
論説 大塚初重 前方後方墳の成立とその性格 38-65
論説 宗京奨三 相州津久井縣の土平治騒動について 66-76
論説 高島緑雄 「大小切租法」起源の再検討 77-96
資料紹介 李進熙 黄海南道発見の高句麗壁画古墳 97-101
書評 糸曽義夫 Ashley, M. P., "Financial and Commercial Policy under
the Cromwellian Protectorate".
102-108
書評 林茂生 羅爾綱著『太平天国史論文集』 109-114
--- 木村礎 神奈川県津久井郡古文書調査 76
--- 杉原荘介 スイス湖上住居の遺物 119
--- 内田実 小平町誌編纂の概況紹介 131
       
第7号(1956年12月)文学部創設二十五周年記念号  
論説 中村孝也 松平族の成長 1-23
論説 青山公亮 高麗朝の事大関係についての一考察 24-28
論説 大類伸 中世ローマのモザイク美術について―中世文化とローマ
的伝統―
29-44
論説 後藤守一 弥生時代の倉庫 45-74
論説 岡山俊雄 柳ガ瀬断層と敦賀湾伊勢湾線 75-101
論説 芹沢長介 神奈川県大丸遺跡の研究 102-146
回顧 藤沢衛彦 文科・文学部五十年の思い出 147-151
回顧 神尾庄治 史学科時代 152-156
回顧 宗京奨三 地理歴史科時代 156-160
資料紹介 神崎彰利 天領における貫文記載の史料について 161-172
書評 渡辺保 史学と文学との調和―唐木順三氏『中世の文学』を読ん
で―
173-178
--- 大塚初重 京都・深草遺跡の調査 74
       
第8号(1958年3月)    
追悼文   渡辺世祐先生を悼む 1
追悼文   渡辺世祐先生著書論文目録 2-7
論説 糸曽義夫 ピュリタン革命における保守主義 8-35
論説 福田榮次郎 毛利家旧蔵本吾妻鏡について―吾妻鏡諸写本について
の一考察―
36-52
論説 河野浅子 漢鏡の銘文について 53-65
論説 戸沢充則 長野県八島遺跡における石器群の研究―古い様相をも
つポイントのインダストリー―
66-97
論説 内田実 台地の開発と土地利用―下総八街町の歴史地理的考察
98-129
研究ノート 木村礎 江戸時代における「封建的危機」について 130-149
動向 藤井素介 戦後における災害論の展開―災害研究の動向と展望― 150-160
資料紹介 神田信夫 『明清史料』の続刊 161-166
       
第9号(1959年3月)    
論説 周藤吉之 宋朝国史の編纂と国史列伝―「宋史」との関聯に於いて
1-33
論説 遠藤元男 部とその周辺の諸問題 34-59
論説 杉勇 楔形文字の「字音表」と「語彙」 60-71
論説 松田孝 『在来工業』の立地について 72-83
論説 杉原荘介
吉田格
芹沢長介
東京都茂呂における関東ローム層中の石器文化 84-104
研究ノート 山口桂三郎 雪舟 105-117
動向 徐台洙 1957年―58年の朝鮮民主々義人民共和国における歴史
学界の動向
118-122
資料紹介 大塚初重
坂本明美
埼玉県白鍬遺跡の須恵器 123-126
--- 麻生優 佐倉市上座貝塚発見の住居址と炉穴 127-131
--- 杉原荘介 滞欧日記 144-149
       
第10号(1960年3月)第十号記念特輯号  
論説 青山公亮
遠藤元男
杉原荘介
邪馬台国論 1-122
附録 神田信夫 古鈔本翰苑について 123
附録 神田信夫 紹興版三国志について 124
附録 青山公亮
青山治郎
校訂 三国志・魏書巻三○東夷伝・倭人 143-145
附録 青山公亮
青山治郎
訳文 魏志倭人伝 146-149
附録 大塚初重
小林三郎
三国鏡出土古墳一覧表(附分布図) 150-155
附録 高島緑雄 邪馬台国研究文献目録 156-167
論説 高橋幸八郎 フランス革命と明治維新―G.ルフェーヴル教授追悼のた
めに―
168-180
論説 林正和 間島問題に関する日清交渉の経緯 181-199
論説 志田諄一 古代における北陸について―七・八世紀を中心として― 200-221
動向 中村嘉男 最近の中国における鉄器の発見とその研究 222-228
資料紹介 李進熙 黄海北道智塔里遺跡の発掘 229-237
紀行 渡辺操 欧米農村瞥見記 238-243
紀行 杉原荘介 埃及紀行 255-258