第111号(2001年2月)特集・アジア史における教育と官僚制  
巻頭言 高田幸男 巻頭言 ⅰ-ⅱ
論説 松崎つね子 中国文明の継承性に果した文字の役割―官僚制と関連して― 1-16
論説 氣賀澤保規 隋仁寿元年(601)の学校削減と舎利供養 17-35
論説 高田幸男 清末江蘇における地方自治の構築と教育会―江蘇教育総会による地域エリートの「改造」― 37-62
論説 永田雄三 オスマン帝国における近代教育の導入:文官養成校(ミュルキエ)の教師と学生たちの動向を中心に 63-90
資料紹介 古賀正則 インドのNGOの現状と課題―補論― 91-104
       
第112号(2001年3月)    
論説 上田岳彦
鈴木直美
尹湾簡牘「博局占」の方陣構造―博局紋の系譜解明の一助として― 1-21
論説 飯塚靖 1930年代河北省における棉作改良事業と合作社 23-51
論説 林義勝 スペイン・アメリカ・キューバ・フィリピン戦争―海外植民地領有のレトリックと統治の実態― 53-90
研究ノート 海野福寿 韓国併合条約等旧条約無効=日本の「不法な」植民地支配論をめぐって 91-107
研究ノート 長岡顯
清水孝治
宮田雄介
山田秀隆
地域農業複合化と自治体農政―岩手県藤沢町の事例―
109-140
文献紹介 福士純 平田雅博編『イギリス帝国と世界システム』 141-143
フィールドノート 佐々木憲一 第10回百済研究国際学術会議「東アジアの国家形成」参加記 144-145
       
第113号(2001年7月)    
論説 江川式部 唐朝祭祀における玄酒と明水―『大唐開元礼』の記載とその背景― 1-25
論説 藤岡寛己 フィウーメ占領期にみる革命的サンディカリズム―A・デアンブリスとカルナーロ憲章― 27-55
論説 石川日出志 関東地方弥生時代中期中葉の社会変動 57-93
論説 鎌倉佐保 近江国柏原庄の成立過程―十一世紀における私領形成の特質について― (1)-(15)
研究ノート 高田馨里 「無償の安全保障」の喪失と新しい空の秩序の追求―第二次大戦期のアメリカ外交政策に関する一考察― 95-110
研究ノート 関口千穂
叶内敦子
杉原重夫
伊豆諸島御蔵島,鈴原湿原における花粉分析 111-122
書評 小川原宏幸 海野福寿著『韓国併合史の研究』 123-128
文献紹介 秋山ゆり子 小関隆/編『世紀転換期イギリスの人びと―アソシエイションとシティズンシップ―』 129-130
       
第114号(2002年2月)西洋史特集「移動する人々」  
巻頭言 林義勝 巻頭言 ⅰ-ⅱ
論説 古山夕城 タソスのアンフォラ・スタンプとブドウ酒取引―Y.Garlanの近業を参考にして― 1-31
論説 富田矩正 「移動する人々」と異文化圏の交錯―中世中期ヨーロッパ北部にみる― 33-49
論説 國府久郎 マルセイユにおける移住現象(1806-1911年)―国内移住から「移民」の時代へ― 51-82
論説 小暮実徳 国家的名声と実益―幕末期のオランダ対日外交政策への一視点― 83-122
書評 児玉智子 木下賢一著『第二帝政とパリ民衆の世界「進歩」と「伝統」のはざまで』 123-129
書評 林義勝 細谷千博監修,A50日米戦後史編集委員会編『日本とアメリカ―パートナーシップの50年』を読んで 131-138
       
第115号(2002年3月)    
論説 斎藤絅子 エノー伯領における自由と領主権力―ソワニーの慣習法文書の場合― 1-25
論説 山科哲 荒屋型彫器の刃部再生 27-56
論説 松橋公治 米沢市における電機・電子工業をめぐる社会的環境ネットワーク―業界ぐるみの地域的「学習」組織の展開― 57-96
論説 村上弘子 『高野山往生伝』撰者如寂について―その信仰と撰述意識を中心に― (1)-(24)
研究ノート 佐々木憲一
古屋紀之
茨城県新治郡玉里村雷電山古墳・舟塚古墳周辺測量調査報告 97-114
学界動向 永田雄三 ギリシアにおける『トルコ時代』史研究の一端 115-123
書評 高島緑雄
齋藤慎一
白井哲哉
原田信男著『中世村落の景観と生活―関東平野東部を中心として―』 125-134
資料紹介 宋家鈺
(徐建新訳)
明抄本北宋天聖「田令」とそれに附された唐開元「田令」の再校録 (25)-(39)
       
第116号(2002年8月)    
論説 齊藤智美 『江戸名所図会』の実地調査―『郊遊漫録』を手がかりに― 1-25
論説 阪東宏 十五年戦争(1931-1945)における日本政府・軍のユダヤ人政策 27-77
論説 伝田郁夫 霞ヶ浦高浜入り周辺の埴輪生産の展開とその特質 79-105
論説 中村友一 『新撰姓氏録』における「氏」と同祖同族関係 (1)-(24)
研究ノート 菊池大 孫呉政権の対外政策について―東アジア地域を中心に― 107-128
研究ノート 木下賢一 19世紀のパリ民衆の世界について―児玉智子氏の御批判によせて― 129-134
       
第117号(2003年2月)50周年大会特集号  
巻頭言 石川日出志 巻頭言:駿台史学会50周年特集号について ⅰ-ⅱ
  駿台史学会五十周年記念講演会  
報告 木村礎 駿台史学会事始め 5-10
報告 神田信夫 駿台史学会設立五十周年に当って 12-16
報告 阪東宏 駿台史学会へのお礼の言葉 18-20
報告 大塚初重 駿台史学会の過去・現在・未来―考古学専攻の創設と駿台史学会― 21-27
報告 石井素介 駿台史学会への期待―地理学の立場から―(2001年11月17日) 28-34
  シンポジウム:村落史研究―歴史の基層―  
報告 木村礎 村落史研究シンポジウム開催にあたって 37-45
報告 原田信男 日本中世村落の景観と生活の研究史をめぐって 47-53
報告 橋本直子 近世絵図と地域景観―葛西用水絵図を事例に― 55-64
報告 寺内威太郎 朝鮮における村落研究(再録) 65
報告 内山雅生 『中国農村慣行調査』と再調査から見た中国華北農村社会 67-75
報告 古賀正則 インドの村落と村落研究 77-85
報告 永田雄三 トルコの村落―ヤタガン村の事例から― 87-97
  シンポジウム:出土文字資料研究の現在  
報告 吉村武彦 墨書土器研究の現在―データベース化された墨書土器― 101-130
報告 松村恵司 墨書土器の出現と展開―飛鳥・藤原地域を中心に― 131-139
報告 清水みき 律令官衙と墨書土器(再録)―平城・長岡京から地方へ― 141-142
報告 荒井秀規 東国墨書土器研究の新視点 143-151
報告 山路直充
宮瀧交二
コメント:シンポジウム出土文字資料研究の現状 153-156
  シンポジウム:黒耀石と人類史  
報告 杉原重夫 日本における黒耀石の産出状況―黒耀石原産地調査― 159-174
報告 安蒜政雄 黒耀石と考古学―黒耀石考古学の成り立ち― 175-183
報告 大竹幸恵 黒耀石原産地遺跡群の保存と活用―長門町鷹山遺跡群の取り組み― 185-188
報告 50周年特集:パネルディスカッション「黒耀石と人類史」 189-204
       
第118号(2003年3月)    
論説 山内哲生
岸真一
鳥居もえぎ
高島緑雄
中世村落の枝村と水田開発―下総国香取郡多田村― 1-37
論説 石黒ひさ子 「伍子胥」の意味するもの 39-58
論説 鈴木尚史 槍先形尖頭器の出現と変遷―相模野台地を中心に― 59-82
論説 竹花和晴 ソリュートレ文化研究の今日的な位相 83-104
論説 飯嶋曜子 EUの地域政策と地方行政の変化 105-128
研究ノート 佐藤清隆 多民族都市レスターの形成と発展―南アジア系移民を中心に― 129-169
書評 林義勝 阪東宏著『日本のユダヤ人政策 1931-1945―外交史料館文書「ユダヤ人問題」から』 171-174
資料紹介 宋家鈺
徐建新
服部一隆
『明抄本北宋天聖「田令」とそれに附された唐開元「田令」の再校録』についての修補 (1)-(2)
       
第119号(2003年8月)    
論説 梶山智史 大趙神平二年「王真保墓誌」について―十六国北朝時期における「匈奴」の一側面― 1-32
論説 三野村京子 イギリス初等学校の歴史教育―導入時期の歴史読本分析を中心に― 33-63
論説 小暮実徳 オランダ対日積極外交政策の終焉―日米修好通商条約前後の日蘭関係― 65-95
論説 品川欣也 器種と文様、そして機能の相関関係にみる大洞A式土器の変遷過程 97-134
論説 門前博之 近世村落の形成―下総国猿島郡沓掛村における集落の動態を中心に― (1)-(28)
文献紹介 佐藤清隆 遠山茂樹著『森と庭園の英国史』 135-136
       
第120号(2004年2月)特集・弥生・古墳時代の集団・地域間関係をさぐる  
巻頭言 石川日出志 特集「弥生・古墳時代の集団・地域間関係をさぐる」にあたって ⅰ-ⅱ
論説 馬場伸一郎 弥生時代長野盆地における榎田型磨製石斧の生産と流通 1-46
論説 石川日出志 弥生後期天王山式土器成立期における地域間関係 47-66
論説 北島大輔 組帯文の展開と地域間交流―古墳出現期の伊勢湾地方を中心に― 67-106
論説 古屋紀之 北陸における古墳出現前後の墳墓の変遷―東西墳墓の土器配置系譜整理の一環として― 107-135
論説 佐藤祐樹 茨城県霞ヶ浦北岸における後期古墳の測量調査 137-176