第180号(2023年12月)特集:縄文時代研究の諸相と課題  
巻頭言 阿部芳郎 縄文時代研究の諸相と課題 ⅰ-ⅴ
論説 阿部芳郎
米田穣
栗島義明
佐々木由香
千葉県坂ノ越遺跡出土の縄文草創期土器の検討 1-22
論説 米田穣
阿部芳郎
樋泉岳二
佐宗亜依子
神奈川県夏島貝塚における土器付着炭化物と人骨の
同位体分析からみた縄文時代早期の生業の地域性
23-46
論説 宮内慶介 奥東京湾における縄文晩期製塩活動の一様相
―川口市石神貝塚・新郷貝塚および赤山陣屋跡遺跡西側低湿地の製塩土器―
47-65
論説 蒲生侑佳
萩原健太
縄文時代後・晩期における漆工芸の空間的展開
―富山県境A 遺跡の分析を中心に―
67-86
論説 坂本匠 部位別出現頻度からみる縄文時代後期のニホンジカ利用
―千葉県下総台地を例として―
87-111
論説 栗島義明 トチのアク抜きに関する問題
―木灰を用いないコザワシとその意味―
113-136
研究ノート 中村哲也 竪穴住居跡の覆土の形成と施設の痕跡
―陸平遺跡群における発掘終了後の埋没状況調査と新たな発掘方法の試み―
137-157
       
第180号別冊 (2023年12月)    
論説 西村拓望 セイラムの魔女狩り
―その勃発の原因と白熱化の要因を探る―
1-15
論説 小野陽菜 伊賀衆の仲介人・山中長俊 (1)-(11)
       
第181号(2024年3月)    
論説 陳 泓錚 大宝令外位考 (1-25)
論説 赤井 誠 七卿落再考
―慶応年間における三条実美の検討を通して―
(27-53)
論説 三澤拓弥 宇垣軍縮における高射砲第一連隊の新設 1-27
論説 大熊久貴 古墳時代社会と竪櫛の画一化 29-48
論説 荒又美陽 非正規移民の人権保護をめぐる地理学的研究を考える
―日本における研究とヨーロッパの現状の整理から―
49-74
研究ノート 法正祐真 1920年代初頭のドイツにおける「黒い汚辱」プロパガンダ
―人種主義と性差別主義の融合に見る「黒」の機能に注目して―
75-92
追悼文 松橋公治 長岡顯名誉教授のご逝去を悼む 93
       
 
第182号(2024年9月)    
論説 西尾 彰 軍事と財政
―国防国家(総力戦体制)構築課程で日本が見失っていたもの―
1-24
論説 阿南 大 R.W. シートン=ワトソンとポーランド東部国境問題
―第一次世界大戦期英国の『新欧』構想におけるポーランドの位置づけ―
25-51
論説 岡田侑子 カマド出現以降の古墳時代竪穴建物内における空間利用
―群馬県榛名山噴火関連遺跡を中心に―
53-73
研究ノート 塩野敏夫 イギリス東インド会社によるビルマ・ペグ―州併合初期の統治機構の構築
―弁務官作成ペグ―州政府報告書(1855~61)の分析を中心に―
75-89
翻訳 デイヴィッド・ダイ
佐々木憲一 訳
北アメリカ大陸東部先住民の戦争と平和 91-110